インフラ・サーバ

個人でサイトを構築するには

インフラ・サーバ
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こんにちは、まっさん(@Tera_Msaki)です。

この記事はSIベンダーで28年あまりシステムエンジニアとして、いろいろなシステムを開発してきた経験をもとにインフラ構築についてまとめたものです。

IT分野におけるインフラ構築とは、特定の情報システムが動作するようコンピュータやネットワーク機器などの調達、設置、配線、ソフトウェアの導入、設定のことです。
Amazon EC2に代表されるIaaSでは、コンピュータやネットワーク機器などの調達、設置、配線などの物理環境の構築、レンタルサーバのPaaSでは、物理環境の構築に加えソフトウェアの導入までサービス提供側が構築済みで提供しますので、オンプレミス型のインフラ構築と違って、構築作業自体の敷居は随分下がったとように感じます。しかしながら、構築作業が少なくなった分、サービスの特性を正しく理解して設計に反映する必要がでてきましたので、設計の重要性が高くなったと考えています。

このサイトを立ち上げる機会があったので、
「個人でサイトを構築するには」を掘り下げてみたいと思います。

・これからブログサイトを開設したい人
・レンタルサーバとAWSのどちらを利用したら良いか悩んでいる人
・サーバのレンタル契約について知りたい人

この記事を読めば、 ブログサイトのサーバ契約までが分かります。

サイト構築

個人でインターネットから接続できるサーバを構築するには、いろいろな契約が必要になります。
契約といっても、WEBサイトのページから必要事項を入力など、とても簡単な操作で行えます。

サイトとは

本来は「場所」の意味ですが、IT分野では、データやコンピュータなどがまとまって置かれている場所、つまりサーバ(群)を指します。
今回立ち上げたサイトは、インターネットからアクセスできるWEBサイト(サーバ)です。

インターネットからアクセスできるようにするためには

自宅のPCやスマホからインターネットに接続する場合、プロバイダ(インターネット接続業者、スマホの場合はキャリア)経由になります。
インターネットに接続し、インターネット上のサイト(サーバ)と通信するためにはグローバルIPアドレスが必要だからで、自宅のPCやスマホからは、プロバイダ(キャリア)のグローバルIPアドレスを使用して、インターネットに接続しています。ポイントとしては、自宅のPCやスマホからは、インターネット上にあるグローバルIPアドレスをもつサーバに直接接続できるが、インターネット上にあるサーバからグローバルIPアドレスをもたない自宅のPCやスマホには直接接続できないということです。
つまりは、インターネットからアクセスできるようにするためにはグローバルIPアドレスが必要ということになります。また、IPアドレスを直接指定して接続することはまずないため、サイトのドメイン名とグローバルIPアドレスを紐づけて管理(DNSに登録)する必要があります。

自宅のPCやスマホからインターネットに接続する回線がない、ADSL回線を使っている方におススメです。

グローバルIPアドレスを取得するには

グローバルIPアドレスの取得方法として、インターネット接続業者から取得する方法以外として、AWSではElastic IPの利用、レンタルサーバ利用時にサーバに割り当てられるIPアドレスをグローバルIPアドレスとして使用できます。
ただ、前者で取得できる固定IPアドレスと違って、AWSやレンタルサーバでは固定IPアドレスではなく、取得後にIPアドレスが変わることがあります。このため、DNSに登録は必須になります。

ドメインを取得するには

ドメインを取得する場合、ドメイン管理業者(レジストラ)に登録料や更新料を支払って、取得します。
ドメインには利用目的に応じて、種類(*.co.jp, *.com, *.netなど)があり、また、ドメイン名の長さや認知度に応じて、登録料は千差万別です。
レンタルサーバの契約特典として、ドメイン登録無料というキャンペーンを利用すれば、ドメインの取得費用を抑えることができます。
私の場合、レンタルサーバにするか、AWSやGCPのIaaSにするか、まだ決まっていない段階でしたので、お名前ドットコムで取得しました。登録料は1円と格安で管理画面もわかりやすく、特に不便もなく、コストパフォーマンスは最高に良いと思います(本当に1円しか払ってません)
ただ、登録後に1日あたり10件ほど、〇×はお忘れではないですか?などオプション契約の催促メールが届くのが困りものです。
注意点として、レジストラはレンタルサーバ事業を兼ねていることが多く、レジストラでレンタルサーバを契約する場合は特に意識する必要はないですが、違う場合は、ネームサーバ指定をレンタルサーバ側のネームサーバで登録する必要があります。それが面倒な場合は、ドメイン移行が必要となり、追加で費用が発生します。

ドメインだけ先に取得しておきたい場合におススメです。

AWS vs レンタルサーバ

個人のサイトということで、オンプレミスは除外。
Amazon EC2かレンタルサーバのどちらにするかですが、ITエンジニア視点でいえば、AWSのほうが拡張性や構成の自由度から是非選択したい。しかし、ランニングを含めたコストでいうとレンタルサーバの方が安い。
AWSは従量制、レンタルサーバは契約に応じた定額制。
AWSのLightsail、Amazon EC2のt2.microで利用料をどう試算しても、レンタルサーバの価格を下回りません。

AWSの場合、t2.microだと最初の12ヶ月は無料で使えますが、そのあとは有料です。
別途必要なSSL証明書の費用などを考えると比べるまでもないです。
今回立ち上げるサイトがWEBサイトで用途(導入するソフトウェア)やスペックが、ある程度限定されていることもあり、レンタルサーバに軍配が上がりましたが、用途やスペックに応じて、レンタルサーバではなく、AWSの方を選択することもあります。

レンタルサーバの契約について

レンタルサーバでも価格は千差万別です。
各社ごとにメリット、デメリットはありますが、口コミで余程の悪評がない限り、どれを選択しても問題ないと思います。ITエンジニア視点でいえば、転送量、CPUやディスクなどスペックは気になるところではありますが、
管理画面の使いやすさやサーバに許可されている操作など契約後にしかわからないことのほうが重要だと思います。
今回、ConoHa WINGを選定しましたが、管理画面の使いやすさはAWSマネジメントコンソールと比べると並みですが、シンプルで使いやすい方だと思います。サーバに許可されている操作ですが、管理画面以外にTera Teamから直接サーバにSSH接続できましたので、管理画面では操作できないことも大抵のことはできると思います。
サーバ利用料は、3か月契約で3400円ほどでした。

3か月契約にしたのは、実際に使ってみて使えないと判断した場合に、別の会社に乗り換えれるよう考慮してのことです。

価格やブログサイトとしてサーバ性能など総合的にみて、おススメです。

価格を重視する場合、おススメです。

ドメイン取得と合わせてレンタルサーバを契約する場合、おススメです。

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コラム
クラウドを利用する際の特異点として、転送量の考え方があります。
大抵の場合ですが、サーバから見て送信にあたるデータに課金や制限が設けられています。
定額制の場合は、転送量の制限、従量制では転送量に応じて課金といった形態です。
WEBサイトを考えた場合、どうしてもレスポンスデータの方がデータ量が多いので、PV数が多いサイトや画像や動画などデータ量が多いコンテンツを配置する場合は転送量を意識した方が良いでしょう。

コラム
Amazon EC2など従量制を利用する場合で、使用しない時はサーバを止める運用の考え方があります。
この利用には落とし穴があり、Amazon Linuxの場合は分単位の課金、Windowsなどその他のOSでは時間単位の課金といったケースがあります。
時間単位の課金の場合、1時間のうちに2回サーバの起動と停止を行うと2時間分課金されるケースがあります。また、起動時にリソースを確保できない場合、サーバを起動できないといったケースがあります。特に多くのCPUコア数、大容量メモリを使用するインスタンスタイプをオンデマンドで利用する場合は、注意が必要です。リザーブドインスタンスで契約すればこれら問題は解決できますが、契約後に解約が一切できないので注意が必要です。
AWSの場合、AWSマネジメントコンソールからのクリック操作で購入(契約)を行うため、インスタンスタイプやOSを間違って購入しても、解約できないのでかなり神経を使います(1クリックで百万円とか)
間違って購入したリザーブドインスタンスは使用するか、権利を売買するなど処分するほかありません。

今回はここまでです。

次回は、WEBサイトにWordPressを導入しましたので、それを題材に「レンタルサーバにWordPressを導入する」を紹介したいと思います。

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