こんにちは、まっさん(@Tera_Msaki)です。
Androidアプリ「GPSログ走行記録アプリ Archive」のカスタム版
「GPS走行記録アプリ Archive+」について、
使用方法を中心にご紹介したいと思います。
・使用方法について知りたい人
・機能について知りたい人
・使用している動画を見たい人
この記事を読めば、 “GPS走行記録アプリ Archive+” の使用方法がわかります。
スマホを車載するのに使っています。
ワンタッチで付け外しできて、ガッチリ固定できます。
GPS走行記録アプリ Archive+
GPSの位置情報や内蔵センサーを使用して、
走行軌跡や加速度などの走行データを記録するアプリです。
開発した背景としては、
「GPSログ走行記録アプリ Archive」に
「GPSタイム計測アプリ Laps」のタイム計測機能が
追加されたバージョンが欲しいと思ったことがきっかけです。
タイム計測が簡単にできることを追加要件として、開発しました。
タイム計測が簡単にできること
・タイム計測はスタートライン通過で開始、ゴールライン通過で終了する。
・走行データを使用して、計測ラインを設定できる。
・スタートラインとゴールラインは登録した計測ラインから自由に選択できる。
・計測ラインはインポート&エクスポートでき、データ交換が可能であること。
「GPSログ走行記録アプリ Archive」との違い
・タイム計測機能
・コース管理に計測ライン編集機能
・走行データ表示の加速度グラフをGPSデータ算出値に変更
・パーツおよび、セッティング管理機能を省略
変更履歴(V1.2)
・レーティング確認を追加しました<new>
・計測自動停止機能を追加しました<new>
・SNS投稿機能を追加しました<new>
・Archive pro、Laps連携機能を追加しました<new>
・レイアウト、メニューを変更しました<new>
・2022年4月 初版リリース
この下にあるアイコンから、GPS走行記録アプリ Archive+をダウンロードできます。

画面項目説明
各画面の画面項目について、説明します。
メイン画面

①気温
気象データ(またはSwitchBot温湿度計)の気温を連携して表示します。
入力または修正する場合は、表示部分をタップすることで、入力画面を表示します。
②路面温度
気温と路面状況から路面温度を推測して表示します。
入力または修正する場合は、表示部分をタップすることで、入力画面を表示します。
③路面状態
気象情報データの天候から路面状況を推測して表示します。
変更する場合は、表示部分をタップすることで、選択画面を表示します。
ドライ(Dry)
セミドライ(Semi dry)
セミウエット(Semi wet)
ウエット(Wet)
砂浮き(Sand float)
凍結(Frozen)
④湿度
気象情報データ(またはSwitchBot温湿度計)の湿度を連携して表示します。
入力または修正する場合は、表示部分をタップすることで、入力画面を表示します。
⑤気圧
気象情報データ(またはスマホ内蔵センサー)の気圧を連携して表示します。
入力または修正する場合は、表示部分をタップすることで、入力画面を表示します。
⑥天候
気象情報データの天候を連携して表示します。
変更する場合は、表示部分をタップすることで、選択画面を表示します。
晴れ(Sunny)
晴れ→曇り(Sunny → Cloudy)
晴れ→雨(Sunny → Rainy)
曇り(Cloudy)
曇り→晴れ(Cloudy → Sunny)
曇り→雨(Cloudy → Rainy)
雨(Rainy)
雨→晴れ(Rainy → Sunny)
雨→曇り(Rainy → Cloudy)
⑦基準設定
基準設定をタップすることで、現在のピッチとロールを基準値として設定します。
⑧走行データ
走行データをリスト表示します。
リスト表示の内容は、コース名、日付と時刻、最高速(時速)です。
走行データをタップすることで、走行データ画面に遷移します。
走行データを左方向にスワイプすることで、削除できます。
⑨●REC(計測開始)または、■STOP(計測終了)
●REC のクリックで計測を開始します(表示が■STOPに変わります)
■STOP のクリックで計測を終了します(表示が●RECに変わります)
スタートラインを設定しているコースでの計測
記録開始後、スタートラインを通過すると計測を開始します。
現在位置付近を表示するレーダーで現在位置とスタートラインが確認できます。
スタートラインを設定していないコースので計測
記録開始後、動き出しを検知すると計測を開始します。
動きだしの検知は、加速度センサーを使用します。
動き出しの検知は、システムパラメータ「MEASURE_SWITCH」の値で調整可能です。
⑩メニュー
タップすると、メニューを表示します。

●バックアップ(すべてのデータをバックアップします)
●リストア(バックアップしたデータをリストアします)
●インポート(走行データ)
Archive+連携機能用のデータファイルを取り込みます。
●疑似ロケーションアプリ起動
●疑似ロケーションアプリ停止
●疑似ロケーションアプリ停止
●コース登録(コース登録画面に遷移します)
●システム設定(システム設定画面に遷移します)
バックアップとリストアを使用するには解除オプションの購入が必要です。
解除オプションの有効期限は1週間です(有効期限が切れた場合、再購入できます)
解除オプションの購入で有効化される機能
・計測ライン編集
・バックアップ
・リストア
・広告表示の停止
・インターネット未接続でも使用可能
・気象データを連携して、天候・気温・湿度・気圧を自動入力する(インターネット接続時のみ)
疑似ロケーションアプリ(MockLocationService、DroggerGpsService)の起動と停止は、
システムパラメータで PACKAGE と ACTION を設定した場合のみ有効です。
⑪レーダー
計測中に、現在位置付近を表示します。
レーダーの表示では、現在位置(オレンジ●)、計測ライン(青x)、速度(時速)、GPS更新レート(Hz)です。
スタートラインを設定したコースを計測する場合で、
スタートラインを通過し、計測を開始までの間だけ表示します。
⑫コース
コース名をタップすることで、コース名をリスト表示します(リストから選択)
走行データ画面

①走行軌跡グラフ
走行軌跡をグラフ表示します。
②コンディション
コース名、日付と時刻、気温、路面温度、湿度、気圧、天候、路面状態を表示します。
③速度グラフ
速度(時速)をグラフ表示します。
ピンチ操作、スクロール操作でグラフを拡大・縮小、スクロール可能です。
グラフをタップすることで、速度のマーカーと走行軌跡グラフにポインター(黄色)を表示します。
④加速度グラフ
縦方向と横方向の加速度(G)をグラフ表示します。
ピンチ操作、スクロール操作でグラフを拡大・縮小、スクロール可能です。
グラフをタップすることで、加速度のマーカーと走行軌跡グラフにポインター(黄色)を表示します。
⑤ピッチ&ロールグラフ
ピッチ方向とロール方向の傾き(角度)をグラフ表示します。
ピンチ操作、スクロール操作でグラフを拡大・縮小、スクロール可能です。
グラフをタップすることで、傾きのマーカーと走行軌跡グラフにポインター(黄色)を表示します。
⑥画面終了<×アイコン>
タップすると、走行データ画面を終了します。
⑦計測ライン
スタートラインとゴールラインを点線(緑色)で表示します。
⑧現在位置
現在位置が走行軌跡付近の場合、現在位置付近にポインター(薄橙色)を表示します。
⑨メニュー
タップすると、メニューを表示します。

●SNS投稿(走行データ画面をSNSに投稿します)
●閉じる(走行データ画面を終了します)
コース画面

①コース
コースをリスト表示します。
コースをタップすると、詳細を表示します。
②メニュー
タップすると、メニューを表示します。

●コース追加(コース名を入力する画面を表示します)
●閉じる(コース画面を終了します)
③画面終了<×アイコン>
タップすると、コース画面を終了します。
コース画面(詳細)

①計測ライン
計測ラインをタップすると、計測ライン名の入力画面を表示します。
②編集ボタン<location editアイコン>
タップすると、操作モードに切り替わります。
③走行軌跡
直近の走行軌跡を表示します。
④計測ライン
計測ライン始点と終点を× 印で表示します。
スタートラインとゴールラインに設定している計測ラインは、
点線(緑色)で表示します。
⑤登録ボタン
タップすると、変更内容を更新して、詳細を閉じます。
⑥キャンセルボタン
タップすると、変更内容を破棄して、詳細を閉じます。
⑦メニュー
タップすると、メニューを表示します。

●コース名変更(コース名の入力画面を表示します)
●計測ライン修正(操作モードに切り替わります)
●走行データ設定(走行データをリスト表示します)
●スタート設定(計測ラインをリスト表示します)
●ゴール設定(計測ラインをリスト表示します)
●インポート(計測ライン)
インポート(計測ライン)をタップすると、ファイル選択画面を表示します。
スマホ本体のDOWNLOADフォルダを表示しますので、
インポートする計測ラインファイルを選択します。
●エクスポート(計測ライン)
エクスポート(計測ライン)をタップすると、ファイル選択画面を表示します。
スマホ本体のDOWNLOADフォルダを表示しますので、
ファイル名を指定するか、ファイルを選択します。
計測ライン修正は解除オプション機能です
< 操作モード >
操作モードでは、走行軌跡をピンチ操作、スクロール操作で拡大・縮小、スクロール可能です。
ダブルタップで拡大・縮小、スクロールを解除します。

①追加ボタン<location addアイコン>
タップすると、追加モードに切り替わります。
②修正ボタン<location editアイコン>
タップすると、操作モードを解除します。
< 追加モード >
追加モードでは、走行軌跡上にラインを引く感覚で計測ラインを追加できます。

①追加ボタン<location addアイコン>
タップすると、計測ラインを追加します(始点と終了を指定している場合)
追加後は 操作モードに切り替わります。
②修正ボタン<location editアイコン>
タップすると、操作モードに切り替わります。
システム設定画面

①システムパラメータ一覧
システムパラメータをリスト表示します。
システムパラメータをタップすることで、パラメータ値の入力画面を表示します。
②メニュー
タップすることで、メニューを表示します。

●パラメータ初期化(すべてのパラメータを初期状態に戻します)
●閉じる(システム設定画面を終了します)
③画面終了<×アイコン>
タップすると、システム設定画面を終了します。
操作説明
各機能の操作方法について、説明します。
基準設定(メイン画面)
①スマホ本体を設置します。
②基準設定 をタップします(ピッチとロールのオフセット設定)
走行データの記録(メイン画面)
①●REC ボタンのタップします(ボタン表示は■STOPに変わります)
スタートラインを通過、または動き出しを検知すると走行データの記録を開始します。
②■STOP ボタンをタップします(ボタン表示は●RECに変わります)
走行データの記録を終了します。
スタートラインを設定しているコース
●REC ボタンのタップ後、スタートラインを通過すると走行データの記録を開始します。
スタートラインを設定していないコース
●REC ボタンのタップ後、動き出しを検知すると走行データの記録を開始します。
走行データの表示
①メイン画面の走行データ一覧から、表示したい走行データをタップします(走行データ画面に遷移)
②走行データ画面で走行軌跡グラフ、速度グラフ、加速度グラフ、ピッチ&ロールグラフを
ピンチ操作、スクロール操作で確認します。
速度グラフ、加速度グラフ、ピッチ&ロールグラフをクリックすると、
マーカーと走行軌跡グラフにポインターが表示されます。
コースの追加
①コース画面のメニューで、コース追加 をタップします(入力画面が表示)
③入力画面でコース名を入力し、OKボタンをタップする。
計測ラインの登録(解除オプション機能)
①コース画面のコース一覧からコースをタップして、詳細を表示します。
②メニューから、走行データ設定をタップします(走行データをリスト表示)
③走行データのリスト表示から、走行データをタップします(走行軌跡が表示されます)
④編集ボタン<location editアイコン>をタップし、操作モードに変更します。
⑤追加ボタン<location addアイコン>をタップし、追加モードに変更します。
⑥走行軌跡上にラインを引く感覚で計測ラインを引いて、
追加ボタン<location addアイコン>をタップします(計測ラインが追加されます)
計測ラインを複数追加する場合は、⑤⑥の操作を繰り前します。
⑦編集ボタン<location editアイコン>をタップし、操作モードを解除します。
⑧登録ボタンをタップします(詳細画面の終了)
追加した計測ラインは、計測ライン名の連番で新規登録されます。
計測ライン名の変更や削除は、詳細 で行います。
スタートライン(ゴールライン)の設定
①コース画面のコース一覧からコースをタップして、詳細画面を表示します。
②メニューから、スタートライン設定をタップします(計測ラインをリスト表示)
③計測ラインのリスト表示から、スタートラインの計測ラインをタップします(走行軌跡にスタートラインが表示)
⑧登録ボタンをタップします(詳細画面の終了)
コースの選択
①メイン画面のコース名をタップします(コース名をリスト表示)
②リストからコース名をタップします。
コースの削除
①コース画面で削除するコース名を右方向にスワイプします。
インポート(走行データ)
①メイン画面のメニューから、インポート(走行データ) をタップします。
②ファイル選択画面を表示します。
スマホ本体のDOWNLOADフォルダを表示しますので、
インポートする走行データファイルを選択します。
GoogleドライブやメールでDOWNLOADフォルダに
走行データファイルを格納することで、データの持ち込みが可能です。
SNS投稿
①走行データ画面のメニューから、SNS投稿 をタップします。
②投稿先のSNSを選択する画面を表示します。
走行データ画面のスクリーンショットを添付した状態で、
SNSの投稿画面を表示します。
メッセージ等を入力して、投稿します。
スマホ本体にインストールしている SNS アプリのみ選択可能です。
SNS投稿には、事前にSNSアプリへのログインが必要です。

バックアップ(解除オプション機能)
①システム設定画面のメニューから、バックアップをタップします。
②ファイル選択画面を表示します。
スマホ本体のDOWNLOADフォルダを表示しますので、
ファイル名を指定するか、ファイルを選択します。
ファイルを選択した場合は、
上書き確認のメッセージを表示しますので、OKボタンをタップします。
DOWNLOADフォルダから、Googleドライブやメールで
データの持ち出しが可能になります。
リストア(解除オプション機能)
①システム設定画面のメニューから、リストアをタップします。
②ファイル選択画面を表示します。
スマホ本体のDOWNLOADフォルダを表示しますので、
リストアするバックアップファイルを選択します。
バックアップファイル(zipファイル)を展開して、
すべてのデータを入れ替えます。
GoogleドライブやメールでDOWNLOADフォルダに
バックアップファイルを格納することで、データの持ち込みが可能です。
解除オプション(期限あり)の購入
①システム設定画面のメニューから、解除オプション(期限あり)の購入をタップします。
②Google Play のアイテム購入画面を表示します。
購入が完了するまで、解除オプションは有効になりません。
解除オプションの有効期限は1週間です(有効期限が切れた場合、再購入できます)
SwitchBot温湿度計の連携
①SwitchBot 温湿度計の MACアドレス を調べます。
SwitchBot スマートフォンアプリで SwitchBot デバイスをクリック(設定 → 本体情報からMACアドレスを確認)
②システム設定画面のパラメータ一覧から、「 DEVICE_MAC 」をタップします。
③入力画面でパラメータ値に SwitchBot 温湿度計の MACアドレスを入力します。
SwitchBot温湿度計は温度と湿度をBluetooth接続でインタフェースできるスマート家電です。
動き出しの検知を調整
①システム設定画面のパラメータ一覧から、「MEASURE_SWITCH」をタップします。
③入力画面でパラメータ値に 動き出しの加速度(G) を入力します。
計測開始が敏感だと感じる場合は、0.05刻みで増やします。逆は減らします。
疑似ロケーションサービスの使い方
①システム設定画面のパラメータ一覧から、変更するパラメータをタップします。
②入力画面でパラメータ値を入力します。
「PACKAGE」
com.gymtec.mls(MockLocationServiceを使用する場合)
jp.bizstation.drgps(DroggerGpsServiceを使用する場合)
「ACTION」
MockLocationService(GL-770を使用する場合)
DroggerGpsService(DG-PRO1Sを使用する場合)
③メイン画面のメニューから、疑似ロケーションアプリの起動 をタップします。
停止する場合は、疑似ロケーションサービスの各アプリを起動し、アプリ画面から停止します。
アプリで対応している機器です。
精度を向上したい場合に使用します。
その他
画面項目や操作説明以外について、説明します。
システムパラメータ
システム設定画面のパラメータ一覧から選択、パラメータ値を変更します。
ACTION(疑似ロケーションサービスを利用する場合はサービス名を指定)
ALPHA(センサーのノイズカットを 0.1 (弱) ~ 0.9 (強) の範囲で指定 。初期値は 0.8 )
DEVISE_MAC(SwitchBot温湿度計のMACアドレス)
G_SCALE(グラフスケールの割合を0~10で指定。初期値は 0)
LATITUDE(GPS緯度を北緯、南緯ともに1を指定。初期値は 1 )
LONGITUDE(GPS経度を西経、東経ともには1を指定。初期値は 1 )
LOCUS_DRAW_FILTER(レーダー描画停止の速度を指定。初期値は 50 )
LPF(ローパスフィルタを 0.1 (弱) ~ 0.9 (強) の範囲で指定 。初期値は 0.8 )
MEASURE_SWITCH(計測開始の加速度(G)を指定。初期値は 0.1 )
NEARBY(計測ラインと走行軌跡の許容近接距離を指定。初期値は 100 )
PACKAGE(疑似ロケーションサービスを利用する場合はパッケージ名を指定)
R_SCALE(レーダーのスケールを10~100で指定。初期値は 50)
SPEED_CUT_FILTER(走行データ表示の対象速度(km/以上)を 0.0 ~ 10.0 の範囲で指定。初期値は 0.0)
USE_STAND(本体を立てて使う場合はtrue、寝かせて使う場合はfalse。初期値は false )
計測ラインファイルのデータフォーマット
テキスト形式で各項目はタブ区切り、改行で1レコードのファイルです。
①計測ライン名 文字型
②計測ライン始点緯度 数値型(少数点以下7桁)
③計測ライン始点経度 数値型(少数点以下7桁)
④計測ライン終点緯度 数値型(少数点以下7桁)
⑤計測ライン終点経度 数値型(少数点以下7桁)
サンプル
スタート&ゴール 34.8071136 136.5050507 34.8070526 136.5052185
ターン始 34.8066177 136.5060883 34.8066788 136.5062256
ターン終 34.8069153 136.5060883 34.8068657 136.5062408

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