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ホンダB型エンジンのハンチングを改善する

B型エンジンのEAVC
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こんにちは、まっさん(@Tera_Msaki)です。

冬の寒い時期など、
エンジンが冷えている場合、
普段よりアイドリングの回転数が高くなります。

暫くして、
エンジンが温まってくると、
回転数は下がってくる、、、はず?
回転数が上がったり、下がったりと不安定、、、
いわゆる
ハンチング という現象です。

今回は、B型エンジンのジビックやインテグラの
ハンチング の改善を例にして、説明します。

エンジンによっては、
部品のある位置や形状、名称などは違いますが、
作業手順やコツは共通する部分があるかと思います。

この記事のテーマ


ホンダB型エンジンのハンチング現象を改善する

DIYレベル

★★☆☆ 簡単(コツさえ分かれば、簡単♪)

作業に必要な工具

今回の作業で必要な工具ですが、特殊な工具はスパークプラグのギャップ測定&調整用のゲージぐらいで、あとは、エンジンコンディショナーとスパークプラグ用を含めたソケットぐらいです。

ギャップ調整済みの予備のプラグとスパークプラグ用ソケット、スパークプラグギャップゲージ。

自分でプラグ交換する人は必須ですね♪

スパークプラグ品番一覧表にソケットサイズの記載があります。B型エンジンは16mmです♪

スパークプラグ適応品番検索はこちら↓↓↓

クリーナー類は、エンジンの燃焼室に入っても害がないものを選ぶのが基本です♪

EACVの洗浄

ハンチングがアイドリング中に発生する場合、原因のほとんどが、EACV(Electric Air Control Valve)にあります。
アイドリング中はスロットルバルブが閉じられているため、アイドリングに必要なエアは、
EACV を経由して供給されています。
これが汚れによって、エアの供給が不安定になることで、ハンチングが発生します。
対処方法は、エンジンコンディショナーを使って、汚れを取り除く洗浄です。

EACVはサージタンクに2本のボルトで固定されています

EACV の取り外しは、サージタンクに固定している2本のボルト、EACVコネクタ、冷却水のホース2本を外します。
注意点としては、冷却水のホースを外すので、エンジンが十分に冷えた状態であること、コネクタがプラスチックなので、無理に取り外して割らないようにします。

エンジンコンディショナーを使って、EACVのエアが通る部分を洗浄します

洗浄方法は、穴の部分にエンジンコンディショナーを吹いて、しばらく放置。
EACV を傾けて、汚れが付着した液体を出して、再びエンジンコンディショナーを吹いて、しばらく放置を数回繰り返します。

洗浄後のEACV。右穴の金網の汚れ取れていることを確認

取り外した時の逆の手順で、EACV を取り付けます。

<strong>重要ポイント</strong>
重要ポイント

洗浄は エンジンコンディショナー など、
エンジンの燃焼室に入っても害がないものを使用します。

スパークプラグのギャップ調整

ハンチングの原因とは直接関係ありませんが、EACV の洗浄と合わせて、スパークプラグの確認をおススメします。
スパークプラグの確認では、電極の状態、ギャップの測定と調整を行います。
ホンダB型エンジンの場合は、プラグカバーを外して、プラグコードを抜けば、スパークプラグを外せるようになります。

プラグコードを抜いた状態。スパークプラグを外したら、燃焼室にゴミがはいらないように気をつけます

スパークプラグは1本ずつ取り外して、電極の状態を確認します。
消耗に関しては、ギャップ測定で判断できますので、黒くくすぶっている、白くデポジットがみられる場合は、プラグの番数があっていないか、エンジン側(燃料系統、点火系等)に問題があるので、対処が必要です。