DIYでクルマを整備するのに必要なフロアジャッキ。
油圧式のフロアジャッキは、構造がシンプルで、定期的なメンテナンスさえすれば、一生モノです。
フロアジャッキの故障で一番多いのがオイル漏れです。
今回はオイル漏れで一番多いメインピストンのOリングを交換する方法を説明します。
★★★☆☆ 普通(構造がシンプルです。順番さえ間違えなければ簡単♪)
フロアジャッキのオイル漏れ
フロアジャッキは梃子の原理と油圧で動作しています。
フロアジャッキで一番多い故障がオイル漏れです。
オイル漏れの原因は、Oリングの劣化です。
負荷のかかるメインピストンは2~3年で交換することをオススメします。
Oリングの使用箇所
Oリングの使用箇所はフロアジャッキの場合、メインピストン、シリンダー、リリースバルブの3カ所です。
いずれのOリングもオイルに触れるため、耐油性のあるOリングを使用します。
Oリングはホームセンターで入手可能ですが、耐油性があるOリングを扱っていないことが多いです。
身近なところで、コーナンPROで扱っていました。
Oリングは内径と太さでいくつかの規格があります。
使用しているOリングがわからない場合は、外したOリングを計測します。
※大抵はP規格のものだと思います
メインピストン以外のOリングの交換は、DIYでオイル漏れしたフロアジャッキを修理で紹介しています。
フロアジャッキの分解
メインピストンのOリング交換は、フロアジャッキの分解が必要です。
フロアジャッキの分解では、六角レンチ、スパナ(メガネ)、ソケットとラチェット、プライヤー(スナップリング)を使用します。
メーカーやモデルで六角レンチとソケットのサイズは変わってくると思います。
スナップリングで取り付けられている箇所は、スナップリングプライヤーを使用します。
フロアジャッキの側面(左右)の6角穴ボタンボルト、ナットをすべて外します。
メインピストンがあるジャッキ本体部を取り出します。
メインピストンを覆うカバーを外して(カバーの先端部分を反時計回りに回せば、カバーが外れます)。
スナップリングプライヤーは分解に必要な工具です。
メインピストンのOリング交換
メインピストンを覆うカバーを外して、ピストンを引っ張ります(ピストンを抜き切らないように)
メインピストンのOリングを交換して、ピストンを元に戻します。
私が使用しているフロアジャッキのOリングは、P-24 でした。
フロアジャッキの組み立て
分解した順序の逆でフロアジャッキを組み立てます。
組み立ては順序が重要で、順序を間違えると、もう一度分解して組み立て直しが必要な場合があります。
フロアジャッキを組み立て後、エア抜きをして、動作確認をします。
動作確認でハンドルの上下で上がったアームがリリースバルブを締めているにも関わらず、下りてくることがあります。
この現象は、リリースバルブの先端にある金属の玉がズレているときに起こります。
金属の玉が逆流弁のような働きをしているので、リリースバルブの先端に収まるようにする必要があります。
たいていの場合はリリースバルブを完全に緩めて、締め直すを数回繰り返せば、直ることが多いです。
フロアジャッキのエア抜き
Oリングを交換したら、オイルの補充とエア抜きが必要です。
使用するオイルは、油圧作動油として売られているものを使用します。
リリースバルブを開けた状態にして、フロアジャッキ本体の注油口を開け、注油します。
手でリフトアームを持ち上げると、油面が下がるので、溢れない程度に注油します。
空気口(注油口と同じ場合もある)を少し開けた状態にして、リフトアームを最低高の状態で、リリースバルブを開けた状態でハンドルを十数回上下します。
リリースバルブを閉じて、ハンドルを上下させてリフトアームが上がってくればエア抜きは完了です。
今回はここまでです。
フロアジャッキはメンテナンスすれば長く使えます。
便利な工具のひとつなので、おススメです。
イベントで大活躍なテントタープ。
ルーフのデッドゾーンに濡れたくない荷物を置けるので、とても重宝しています♪
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