こんにちは、まっさん(@Tera_Msaki)です。
回る角度によって、いろいろなターンがあります。
ターンできる?と聞かれると、
180度ターン、できます!!
270度ターン、、なんとかできます!
360度ターン、、、よく失敗します・・・
360度ターン、サブロクとよばれる
1本パイロンの周りをぐるっと1周するターンです。
近畿地区の2023年度開幕戦、
前半区間に360度ターンがありました。
走行後にその場で、簡単に、
確認できるアプリがないかということで開発したのが、
GPS走行解析アプリ( Archive pro )です。
GPS走行データ研究レポートでは、
実際のGPSロガーの走行データを使って、
ドライビングスキルの向上とタイムアップするためのエッセンスを
一緒に考えたいと思います。
コース(名阪Cコース)
JAF近畿ジムカーナ選手権第1戦のコースです。
ミドルシリーズと併催のため、短めのコースです。
大会2ヶ月前の舗装改修と、コース図で判断しくにい絶妙なパイロン配置で実際の走行でしか感じ取れない難しさがありました。
昨年に同じ主催クラブのコースで、2本ともミスコースという大失態を犯し、さらに1本目で、ミスコースしています。
これほど覚えやすいコースで、なぜミスコースするのか?不思議で仕方がありませんが、いわゆるトラウマというものです。
コース前半の最後、⑪パイロンを左巻きで360度ターンです。
左巻きの場合、パイロンが助手席側にあるため、ターン中はパイロンが見えません。
そのため、パイロンへの寄せが甘くなりがちです。
タイム差とターン失敗の原因
1ヒート目(10:11)はミスコースで、1つ前のパイロン(⑤)の左側を通過しています。
360度ターンへのアプローチするラインが違いますが、2ヒート目(13:55)はこの区間だけでコンマ4秒のタイム差があります。
区間2を比較表示選択で確認すると、2ヒート目は区間の最低速度、最高速度が高いにもの関わらず、平均速度が落ちています。
距離の比較では、走った距離に差がほとんどないので、区間内で加速できていない部分があったと、判断できます。
グラフで確認
比較表示選択で走行データを選択(タップ)すると、該当区間について、走行軌跡、各種グラフを重ねて表示します。
計測ライン通過時点でそろえて表示しますので、計測ライン通過時点からの違いがグラフの重なりで確認できます。
速度グラフでは、ターンへの進入速度に違いがあります。
加速度グラフでは、横Gが早いタイミングで発生していますが、ピーク値が低いことがわかります。
ロールグラフでは、アンダーステアの発生が確認できます。
ターン失敗の原因は、ターンへの進入速度が高く、サイドを引くタイングが早かったのか、横Gが発生するタイミングが早く、ターンを回し切るのに必要なヨ―レート(角速度)が得られなかったため、アンダーステアが発生したと考えられます。
ゴーストモーション再生で確認
ゴーストモーション再生では、該当区間について走行データで走行を再現して、走行の違いを確認することができます。
車載動画や外撮り動画と同期させて再生することができるので、グラフで確認したことの検証に適しています。
パイロンとの距離(回転半径)と速度は比例関係にあります。
パイロンとの距離を近くする場合、近くなった分だけ速度を低くする必要があります。
パイロンとの距離を近くしようとしているが、回転半径に対して、速度が高いため、ターン中にアンダーステアが発生、ラインがはらんでいることがわかります。
アプリへの車載動画の取り込み(操作)の動画はこちらです↓↓↓
まとめ
GPSロガーアプリは、走行データを使って、失敗の原因を分析することができます。
また、その失敗の影響(タイム差)を簡単に知ることができます。
今回の失敗の原因は、ターンの回転半径に対して、速度が高かったことでしたが、グリップ力の違うタイヤであったり、冬場で路温が低い、雨で滑りやすい状況など、失敗として顕在化する状況は様々です。
失敗の原因を知り、その状況と合わせて、記録(Archive)することが重要だと考えてます。
「GPS走行解析アプリ Archive pro」のゴーストモーション再生がより多くの気づきを与え、コンマ1秒でも速くなるための一助となり、お役に立つことができれば、開発者として、これほど嬉しいことはありません。
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GPS走行解析アプリ Archive pro を使うには
Andoroid8以降のスマホを用意し、GooglePlayからインストールするだけで使用できます。
加速度、磁気センサーがない機種は、ピッチ&ロールのグラフが使用できません。
GPSロガーまたは、GPSレシーバの使用を強く推奨します。