ジムカーナ

GPS走行データ研究レポート
サイドターン①

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こんにちは、まっさん(@Tera_Msaki)です。

GPSロガーがなかった時代、
車両の速度センサーの値を拾って、
最高速を判断するぐらしかなかった。
それでは物足りなく、
加速度センサーをシリアル通信でPC出力を試みたことがあります。

GPSロガー「G503s」の登場は衝撃でした。
とくに走行分析用ソフトのLAP+View.netが秀逸で、
GPSデータだけで欲しい情報が取り出せるのに感動を覚えました。

走行後にその場で確認できるソフトがないかということで
開発したのが、
GPS走行記録アプリ(Archive)です。

GPS走行データ研究レポートでは、
実際のGPSロガーの走行データを使って、
ドライビングスキルの向上とタイムアップするためのエッセンスを一緒に考えたいと思います。

この記事で使用している走行データは、
GPS走行解析アプリ(Archive pro)走行記録アプリ(Archive+)
アプリに取り込んで、実際にアプリを操作して確認することが可能です。
記事の最後に走行データのダウンロードを紹介します。

研究レポートのテーマ


タイム差が出やすいサイドターンを分析する

サイドターン

サイドターンは最低回転半径以下でコーナリングするテクニックのひとつです。
駆動方式によって、操作は異なりますが、サイドブレーキを使用することが特徴です。

コース(名阪Cコース)

コースの特徴としては、スラロームとターンがそれぞれ2か所設けられています。
270度右ターンと180度左ターンのうち、180度左ターンを研究レポートのテーマとして、取り上げたいと思います。

名阪Cコースでターンを配置する場合、大体この2つの箇所です。
特にタイム差が出やすいのが今回のテーマとなる箇所のターンです。
なぜ、タイム差が出やすいのかは、この箇所の路面には傾斜がついています。
パイロンの置く位置ターン進入の向きによって、難易度が変わります。

180度左ターン

ターンへの進入、180度左ターン、ターンからの立ち上がりの区間でタイムを計測できるように計測ラインを設定しました。
30mほどの区間で、タイム差が最大1秒、セカンドベストとの差でも0.4秒ほどあります。

1秒の差

ズバリ走っている距離の差です。
30.6mに対して、38.4mと
8m余計に走っています。
走っている距離で区間タイムを換算すると4.3秒。
まだ、
0.3秒ほどロスがあるようです。
0.3秒のロスの原因は、
縦G(青色)とピッチ(黄色)のグラフから読み取れます。
ターンの立ち上がりで加速が鈍いのが原因です。

パイロンが配置されている箇所がパイロンへの進入までが上り傾斜、パイロンから先は下り傾斜。
また、ターン旋回の前半が上り傾斜、後半が下り傾斜となっています。

ターン進入までに速度を落とし切れなかったら、ターンに必要な減速Gと旋回Gが得られないからです。

0.4秒の差

違いがわかるのは横G(赤色)のグラフです。
ターン旋回の前半減速Gと旋回Gの立ち上がりに差があります。
パイロンに寄って、走っている距離は少ないですが、旋回速度が低いのが
原因です。

ターンの難易度を上げているのは、パイロンへのターン進入までが上り傾斜、ターン旋回の前半が上り傾斜。
これが
理由だと思われます。

まとめ

原因を自身のドライビングで対処できる場合は、そのあとの走行で、理由を意識して走行すればよいと思います。
対処できない場合は、その区間を速く走っている車両の走行を見学します。
または、速く走っている人にその区間の走り方について聞くことが、対処の第一歩だと思います。
(原因とそうなる理由を伝え、聞くことで、より明確な情報が得られると思います)

練習会では同じコースを何回か走れると思います。
最初の2本走行後に、上手く走れなかった区間、走行データを比較します。
タイム差のある区間を見つけて、原因とそうなる理由を見つけることが重要だと思います。
その一助となるのが、GPSロガーアプリです。

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走行データのダウンロード

GPS走行解析アプリ(Archive pro)は、GPSの位置情報を使用して、走行軌跡や速度などの走行データを記録するアプリです。
アプリには、
走行データの出力、取り込みという機能があり、走行データを自由に交換できます。
とても便利なアプリなので、
ダウンロードして、使ってみてください♪

この下にあるアイコンから、走行データをダウンロードできます。

アプリのダウンロードや使用方法は、こちらです。